元セブ島在住のエンジニアの僕「Tommy」が、プログラミング・英語・セブ事情を発信するブログ

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【カランメソッド】効果を最大限にする方法【→内容が理解できないと意味がない】

9月 19, 2019

この記事では、カランメソッドの効果を最大限に引き出す方法を説明します。
Tommy

この記事で分かること

  • カランメソッドの授業の特徴が分かる
  • カランメソッドの効果を最大限に引き出す具体的方法が分かる

カランメソッドの効果を最大限にする方法の概要

今から始める方や、現状授業を受けられている方に向けて、カランメソッドを最大限に活かす方法を説明します。

カランメソッドの特徴は、主に次の3点です。

  • 授業はすべて英語
  • 考える間がない
  • 内容は英文法が多い

これら3つの特徴と、私が実際に授業を受けた感想を元に、カランメソッドを最大限に活かす方法を紹介します。

カランメソッドの効果を最大限にする方法の結論

私はセブ島のQQEnglishというところでカランメソッドを受講していますが、カランメソッドの効果を最大限にするには、『カランメソッドの内容を一旦、日本語で理解する』ことが必要だと思います。

「なぜ最大限の効果になるか?」その理由をこの記事で説明します。

セブではネイティブキャンプという英語の学校でもカランメソッドは受講可能です。

カランメソッドの授業はすべて英語

先程、冒頭で述べたように、カランメソッドは「授業はすべて英語」という特徴があります。私の通っているQQEnglishの先生はすべてフィリピン人なので、日本語を話すことができず、授業以外のコミュニケーションも当然英語になります。

カランメソッドの授業では考える間がない

また、カランメソッドの授業には「考える間がない」という特徴があります。

先生は、英語の質問を2回、そして、その返答を1回読みます。
先生が2回の質問文を読み上げた後、間髪入れずに、回答の文章を読み上げます。生徒は、その最後の回答の文章をシャドーウィングのように先生の話すあとから声を出してリピートしていきます。

これは、「考える」よりも「反応」を重視しているので、「英語で反応する習慣」を狙って、このようなスタイルにしているということですが、実際は、先生の言っていることをオウム返しのように繰り返しているだけで、「英語で説明されたら何について話しているのか分からない」という問題があることに気づきました。

実際に、私の周りの生徒に聞いてみると、レベルが上がっていくにつれ、文章が長くなり、内容が難しくなるので、「より一層内容が理解できなくなった」と言っていました。

これでは、先生の話す声、つまり、音声を意味なく繰り返し喋っているに過ぎず、オウム返しているだけで、会話の意味が理解できません。何を話しているのか一旦は理解する必要があります。

なので、カランメソッドの授業で先生が話す文法事項や、会話のコンテンツは一旦、日本語で理解することは良いことだと思います。

カランメソッドの授業の内容は英文法

さらに、カランメソッドの授業の内容は、「英文法が多い」という特徴もあります。

英文法に纏わる議論

英語学習において、「英文法が先か」「自然言語が先か」というさまざまな議論があるように思います。

私は言語の本質は、自然言語だと考えています。それは、習慣や文化に根差した方言のようなものが、各国の言語になったという考え方です。つまり、「先に英文法があって、英語(会話)がある」ということではなくて、「自然言語の特徴から文法が後で作られた」ということです。

そのような考え方では、文法は、英語をより多くの人に理解できるようにしたルールのまとまりですが、日本の英語教育では「英語」を話す前に「文法」を学んでいます。

一方で、赤ちゃんが言語を習得する時、文法を学んでいません。これは、成長の過程で習慣や文化と一緒に言語を習得をするので、文法は必要とせず、「体験」としてルールを学んでいるからだと思われます。これが「大人が言語習得をする方法」と「赤ちゃんが言語習得をする方法」の違いです。

一般には、前者を、第二言語習得法と呼ばれることもあるようです。大人の私達が「英語を習得しよう」と思った時、或いは、「英会話をしよう」とした時、文法という先人が作ったルールを頭で理解して、そのルールを使って会話を行動(運動)を練習することが、英語を習得する(特に英会話をする)ゴールには、近道な気がします。

コンテンツは、「今日は何の内容について話そうかな?」と考える会話の内容のことです。日本語か英語でその話した内容(コンテンツ)があって、伝えたい相手に合わせて手段(英語or日本語)を選択していると思います。

英文法をコンテンツにするカランメソッド

先程、英会話にはコンテンツが必要なことを言いましたが、カランメソッドでは話し方を学ぶ内容自体が「文法のルール」だったりします。

また、英語の文法事項は本来英語で記述されている為、英語で学ぶほうがよく、このカランメソッドは英語で文法事項を学ぶことができる方法だからです。

だから英会話の方法を学ぶ教材として英文法を使うと効率が良いとされているようです。

しかし、実際に授業を受けていても、言葉の分からなさに翻弄されてしまい、文法事項が学べていないことがあります。

なので、私は「一度は文法事項を日本語で理解する」ことに意味があると考えています。

先ほど、「先に英文法があって、英語(会話)がある」ということではなくて、「自然言語の特徴から文法が後で作られた」と書きましたが、まさに赤ちゃんは成長の過程で習慣や文化と一緒に言語習得をするので、文法は必要とせず体験としてルールを学んでいると思われます。

カランメソッドの効果を最大限にする方法のまとめ

カランメソッドでは、「授業はすべて英語」「考える間がない」 「内容は英文法が多い」の3つ特徴があって、それぞれメリットの反面、デメリットもあります。

そのデメリットの1つは、「内容が理解できていないまま授業が進んでしまう」ということでした。

QQEnglishネイティブキャンプで受講可能なカランメソッドを、この『カランメソッドの内容を一旦、日本語で理解する』という方法を使って、効果を最大限に活かしながら、一緒に英会話を学んできましょう。