この記事で分かること
- Pythonの実行方法が2種類あることが分かる
- インタラクティブモードの使い方が分かる
- ファイル形式の実行方法が分かる
Pythonのインタラクティブモードとファイル実行の概要
Pythonには2種類の実行方法があることが知られていますが、意外に知らない方も多いと思います。Pythonの実行には、次のの2種類があります。
- 「インタラクティブモード(対話モード)」
- 「ファイルによる実行」
今回の記事では、そのPythonの2種類の実行方法とその特徴を説明します。
Pythonのインタラクティブモードとファイル実行の前提環境
2つの実行方法の前提の環境は、下の記事で説明している私の環境と同じ環境で確認しています。
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【Python】バージョン確認の方法【→プログラミング初心者向け】
続きを見る
また、レンタルサーバなどのLinuxサーバを使っている場合は、下の記事でプログラミングする環境の作り方を説明しています。もし、まだプログラムする環境ができていない方は、先にこちらの記事を読んで、プログラミングできる環境をつくることをおすすめします。
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【Linux】レンタルサーバーでプログラミングする方法【→ブログのサーバーでできる!】
続きを見る
Pythonのインタラクティブモードとファイル実行の詳細
Pythonの実行には、次の2種類の実行モードがあります。
- インタラクティブモード(対話モード)
- ファイルによる実行
これら2つの実行モードのやり方と特徴を説明します。
1.インタラクティブモード(対話モード)
まずは、「インタラクティブモード」です。インタラクティブモードは、「Python」というコマンドのみを打ち込むことによって、Pythonをインタラクティブモードで起動することができます。インタラクティブモードによって、対話形式でプログラミングを進めることができます。
$ python
Python 2.7.15 (default, Mar 18 2019, 17:48:43)
[GCC 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-55)] on linux2
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> print("Hello world")
上の表示は、実際にPythonをインタラクティブモードで起動した例です。上の例では、「Hello World」という文字列を「print」という関数を使って、標準出力(ディスプレイ)に表示しています。「>>>」という記号の右側に短いPythonプログラムを入力します。標準関数の文法の確認など、短いPythonプログラムを試しに実行してみたい場合にはインタラクティブモードが向いているいると思います。
2.ファイルによる実行
次は、「ファイルによる実行」です。「ファイルによる実行」とは、Pythonプログラムをファイルに書いて、ファイル単位でプログラムを実行することです。「ファイルによる実行」では、もちろん、複数のファイルに跨って実行されるように大きなプログラムを扱うことも可能です。プログラムを複数ファイルに分割する方法については、下記の記事に記載していますのでこちらを読んでください。
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【Python】モジュール化の方法【→プログラム初心者向け】
続きを見る
下に表示しているターミナルのように、Pythonコマンドの引数にファイル名を入力し実行すると、ファイル名のPythonスクリプトが実行されます。下記は「test.py」というPythonプログラムが書かれたファイルを実行しています。比較的長いプログラムを実行する場合は、通常、「ファイルによる実行」を選ぶする場合のが一般的です。
$ python test.py
Hello World
プログラムファイル「test.py」の中身は下記のようになっています。こちらも先程のインタラクティブモードの例と同じように、「Hello World」という文字列を「print」という関数を使って、標準出力(ディスプレイ)に表示するプログラムが書かれています。
#!/usr/bin/env python
#coding: utf-8
print("Hello World")
Pythonのその他「初心者向け」技術
今回の記事では、Pythonの実行には、「インタラクティブモード(対話モード)」と「ファイルによる実行」の2種類があり、その2種類の実行方法とその特徴を説明しました。
その他のPythonプログラムの「基礎知識」を下記の記事にまとめています。
それぞれの記事には、実行可能なサンプルプログラムを掲載しています。記事を読んで、実際に自分で書いてみてプログラムの動作をご自身で確認することができます。
是非、下記の記事を読んで、「知識」としてだけではなく、「手」でPythonを覚えていってください。
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【Python】初心者向けおすすめ記事まとめ【Pythonの文法をマスターする!】
続きを見る